さて、投稿をさぼっておりましたので、楽しく書いております。深夜一時。
このブログの基本的概念として「どうせ誰も見ていない」というのが開業当初からございまして、好きなとき、時間に、本当に好き勝手書いておりますが、たまに愛読者の方がいらっしゃいまして、
「せんせ~、最近サボっているでしょ~、見てますよ!」
といわれ、冷や汗をかいているこの頃です。さて手術の動画2連続なのですが、以前紹介した『緑内障があって、白内障が手術できない!?ーアイステント手術』
でも述べさせていただいたように、、、
眼の排水口が詰まるのが緑内障なので、ようはそこにパイプを差し込んで、抜けをよくするような新しい手術なのです。
車でいうと、マフラーを一本から二本にして、排気ガスの抜けをよくするような感じです。
以下動画です
動画の最後の方に、細いパイプを眼の赤い血管が見えるところに挿入しているのがおわかりになるでしょうか?多少出血がありますが、これは正確に排水溝(シュレム管)に挿入できている証拠であり問題ありません。
マイクロフックと言って、この線維柱帯を切開してしまう術式もありますが、術後の出血が多く、視力の出がやや遅い欠点があり、この手術方法はそれを改善した良いツールではないかと思います。
一般的に、緑内障点眼を一本なくすことができるくらいの効果があるとのことです。点眼薬もチリも積もれば、、、それなりのコストもかかります。
白内障手術と同時にできるマイクロフックやこのドレーン手術は非常におすすめできる良いツールではないかと思います。