まぶたの病気

眼瞼下垂

眼瞼下垂まぶたがうまく上がらない状態です。まぶたを上げる眼瞼挙筋という筋肉が加齢などで弱くなり、まぶたが垂れ下がった状態になります。無表情でいる際にも額のシワや険しい目つきで怒っていると誤解されることがありますし、無理に上げようと周囲の筋肉に力が入って慢性的な頭痛や肩こりを起こすこともあります。長期間ハードコンタクトレンズを使っていると発症しやすい傾向があり、先天的に眼瞼挙筋が弱い場合や、ケガや手術の後遺症で起こることもあります。

 

Q どういうことをすると眼瞼下垂になるのでしょう?

A ほとんどの原因は加齢です。でも、こするなどのクセも、、、

先天的なものや事故が原因で起こることもありますが、一般的なのは、加齢によるものです。年齢とともに、挙筋腱膜が衰えることから発生します。ですが、発生を後押しする要因はほかにもあります。例えば、コンタクトレンズ。長年、ハードコンタクトレンズをつけているとなりやすいという報告も。また、花粉症などのアレルギーで目をこするクセがある人も発症しやすいといわれています。挙筋腱膜を含め、目元の組織は非常にデリケートです。

Q 視野以外に体に何か影響はありますか?  

A 頭痛や肩コリ、不眠やうつを引き起こすこともあります!

まぶたが思うように開かなくなると、額にある前頭筋など、他の筋肉を使って、まぶたを持ち上げようとします。その動作を続けていると眉の位置が高くなり、額には横ジワが生まれます。また、つねに無理な筋肉を使っているため、頭痛や肩コリなども起こりやすくなります。交感神経もつねに緊張状態になるため、不眠やうつ病などを引き起こしてしまうことも。眼瞼下垂というと見た目の悪さや視野の狭さだけが注目されますが、ほかにも問題はあるのです。 

当院の眼瞼下垂治療

Q 自力で治すことはできますでしょうか?

A 残念ながら自力では眼瞼下垂は治せません!

眼瞼下垂を目元のたるみととらえて、化粧品や日頃のケアなどで治すことができると思っている人もいるよう。ですが、眼瞼下垂は皮膚のたるみが原因ではなく、まぶたの中の腱膜が、伸びたり外れたりしている状態なので、これを自力で修復することは不可能です。

日頃から目をこすらない、コンタクトの装着に気をつけるなど、まぶたを刺激しないようにすることで、下垂する速度を早めないことは大事です。

 

ゆえに、眼瞼下垂は、手術しない限り治りません
当院では、上まぶたの皮膚を切開する手法と、眼瞼挙筋を短くする手法があり、まぶたや眼瞼挙筋の状態によって、適した手法を選択します。手術時間は20分ほどです。

当院での手術例です。上眼瞼挙筋がしっかりしておりましたので、上眼瞼挙筋群短縮を選択しました。

術前と、術後2ヶ月の比較です。きれいに上眼瞼が挙上できているのがおわかりになるでしょうか?

 

                    

費用

保険種別 自己負担額
1割負担の方(片目) 14,600円
3割負担の方(片目) 43,790円

高度な眼瞼下垂で、前頭筋釣り上げ方など、大きな手術が必要な場合には、提携している高度医療機関をご紹介して、そちらで手術を受けていただくこともございます。

眼瞼内反症(逆さまつ毛)

眼瞼内反症(逆さまつ毛)まつ毛が内側を向いて生えてしまうため、まつ毛が眼球に触れて傷付けてしまいます。原因は主にまぶたの形の異常です。眼球を傷付けて視力障害につながることがあるため、早急な治療が必要です。なお、それほど頻度は高くありませんが乳幼児には下のまつ毛に睫毛内反を生じるケースがあります。念のため、1度確認してみましょう。

当院の眼瞼内反症治療

まつ毛を抜いても一時的な解決にしかならず、再び生えてきて繰り返し症状を起こしやすくなっています。視力障害を防ぐためにも、根本的な治療として手術をおすすめしています。
手術時間は15分程度です。

一番上に戻る
友だち追加

TEL:047-401-7467TEL:047-401-7467 当日順番取り当日順番取り 日時指定予約日時指定予約