コラム

2021.08.29

超広角眼底写真機(共焦点走査型ダイオードレーザ検眼鏡ミランテ)を導入しました

こんにちは。暑い日がつづきますが皆様元気でしょうか? 千葉県船橋市のなつみだい眼科です。

 

この度当院では、瞳孔を開くための点眼(散瞳)をしなくても、今までの眼底カメラよりかなり広範囲かつ鮮明な眼底画像を撮影することができる

 

Mirante(ミランテ)」を新しく導入しました。

 

共焦点走査型ダイオードレーザ検眼鏡

 

 

眼科の大事な検査で眼底検査がありますが、眼底検査では、点眼後15-30分くらい瞳孔が開くのを待ってからの検査が必要で、散瞳後は瞳孔が元に戻るのに3~4時間かかる為、安全面を考慮してお車でのご来院はご遠慮いただくか、あとで車を取りに戻ってきていただくなど対応が必要でした。

 

今回導入したミランテ(超広角眼底) と 従来型のカメラの比較になります

             健診での眼底検査の手技(概要)

 

誰が見ても、一目瞭然、写っている範囲が全然違うのがおわかりになると思います。通常は下図のように中心40-60度くらいまでしか撮影できません(緑線)でしたが、わずか一瞬・1枚で眼底の殆どを撮影できる装置(青線)なのがわかります。

 

 

なぜこのようなことができるのかといいますと、光源に通常の光ではなく、レーザー光を使用しているので、周辺部を撮影するのに適した波長に仕上げているからなのです。

さらに、ミランテは、従来二色のレーザー光から三色レーザー光を用いたことで、解像感と色味が自然に近くなり、より病変を見つけやすくなりました。

 

以下の写真は、数日前から飛蚊症が強くなり、当院を受診された患者さんで、多発網膜裂孔を発見して即日レーザー光凝固を行った患者さんの眼底です。

 

 

下図のように大きな網膜裂孔が合計5つあり、一部網膜剥離も伴っておりましたが、即日レーザー治療を行いました。

現在3ヶ月ほどたちましたが、特に剥離範囲が増えたりせず、矯正視力は1.2のままで視力は維持できております。

 

 

ここまで綺麗に眼底が映るのも、まさに、超広角眼底カメラのおかげです。網膜剥離の手術の勉強をしていた時代は、眼底チャートに血管一本一本を記入して、患者さんにも協力していただいて、15分くらいかけながら眼底を観察しておりました。自分も大変ですが、患者さんも大変だったと思います。

 

本当に、眼科機器に関しては時代の進歩を感じます。

 

Mirante(ミランテ)」の導入により、お車でご来院の患者様も、より速やかに低負担で眼底検査を受けていただけるようになりました。

かつ、眼科の待ち時間の悩みである、瞳孔を広げることが少なくなりますので、院内滞在時間の減少につながり、患者さんに満足いただける装置ではと思います。

高解像度の撮影で、眼底の微小な血管や血流障害を鮮明に映し出すため、白内障で今までの眼底カメラでは撮影がむずかしかった方でもきれいに撮影ができるようになりました。また、加齢黄斑変性症や糖尿病網膜症、緑内障などの視神経疾患の診断に対しても非常に有用となりました。

なるべく患者さんに負担をかけないよう、これからもなつみだい眼科一同頑張ってまいります。何卒よろしくお願いいたします。

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