以前より導入を検討していたすごい手術支援装置が当院に導入されました!
ARGOS® Ver.1.5 (アルゴス バージョン1.5)
この装置は、船橋の眼科では、もちろん初となる装置で、
それもそのはず、日本で60台しかない装置で、千葉県内では、数施設しかこの装置を保持している医院はありません。(2021年8月現在)
アルゴスというのは、ギリシャ神話によると、、、
全身に100の目を持つ巨人で、しかもそれらの目は交代で眠るため、アルゴス自身は常に目覚めている。つまり、アルゴスには時間的にも空間的にも死角が無い。 とのことです。
メーカーさんがどのようなお気持ちでこの名前をつけたのかは存じ上げませんが、とりあえずなんかすごそうな名前です。この装置もギリシャ神話に負けないくらい素晴らしい装置です。
何がすごいかといいますと、、、、
従来の装置では白内障手術時に、眼内レンズを選択するために計算し、紙ベースで印刷して確認しておりました。なのでレンズ選択が本当に正しいかどうかフィードバックができませんでした。
アルゴスでは手術室と診察室がデータリンクを行い、切開するべき位置や、特に当院で最近激増している多焦点レンズなどで重要になる、乱視の矯正位置を顕微鏡の上にオーバーレイして表示されます。
簡単にたとえると、今まで車を運転するのに、紙の地図を見ながら運転している状態から
カーナビによって運転する状態に変わったようなものです。
かつ、そのカーナビが戦闘機のように、運転席のガラスにHUD(ヘッドアップディスプレイ)して投影されるようなイメージでしょうか?(下図)
手術にはレンズ誤差がつきものですが、今後は手術のレンズ誤差を極めて減少させることができます。
今回導入するために、かなりのコストが掛かりましたが、それよりもなによりも患者様が良かったよ!と喜んでいただけることが一番嬉しいです。
今後ともなつみだい眼科は常に新しい最新のテクノロジーで、わかりやすい形で患者様にフィードバックできるようにに努めて参りますので、何卒宜しくお願いします。