コラム

2021.04.03

飛蚊症に関して

またまた久しぶりの更新です。

 

今週は白内障手術8件、紹介いただいた網膜硝子体手術1件(眼内レンズ落下の強膜内固定術)がありまして、手術中に患者さんが縮瞳して、やや難易度の高い手術となりましたが、いつものダブルニードルテクニックで、きれいにIOLを固定することができました。

 

白内障の患者さんが増えてきましたので、先月より手術の枠を拡大しておりまして、準緊急の患者さんにも対応できるように、なるべく待ち時間が少ない手術を心がけております。

 

最近、ホームページを見られたとのことで、飛蚊症の方がよくいらっしゃいます。殆どの飛蚊症は、後部硝子体剥離と言いまして、

下図のように、眼球を生まれたときから支えている、ゼリー状の硝子体と言われる眼球の大半を占める構造物が、加齢により収縮して

眼球から剥がれ落ちると、後部硝子体剥離の完成です。

(50-60代くらいになると皆さんこの現象は起こります)

後部硝子体剥離であれば、それが起こったときはものすごい飛蚊症が出ることもありますが、人間の脳には強力な補正機能が加わっており、

数ヶ月もしているとほとんど気にならなくなり、なれることが多いです。

 

 

ただ、、、

 

 

下図のように、運悪く硝子体だけ取れてれたらいいところが、まれに硝子体が網膜を巻き込んでまるごと剥がれてしまうことがあります。

例えて言うならば、部屋に貼ってある古いポスターが剥がれるときに、壁紙ごと剥がれてしまうようなものです。

 

 

となると、上記のように網膜に穴が空きます。

船に例えると、船(眼内)は水密空間ですので、大型タンカー(眼球)の底に穴が空いたような如くで、水が船内(網膜下)に侵入してきます。

眼の中心、すなわちエンジンルームである黄斑まで浸水した場合、エンジンが止まり、その船はいずれ沈没(失明)してしまいます。

 

 

浸水を食い止めるために、船底の裂孔に、レーザーを打って、熱凝固させて穴がこれ以上広がらないように処置しますが、穴が大きい場合や、

硝子体の牽引が強い場合、熱凝固だけでは収まらず、手術が必要になる場合がございます。

 

最近、この1週間で3人ほど網膜裂孔や網膜剥離の患者さんが来院されました。中には、手術が必要になる可能性がある、レーザーだけで収まるか、微妙な状況の方もいらっしゃいます。できれば手術は回避したいところですが、必要があればやむなく手術を行うことになります。

 

網膜剥離は、人口1万人あたり1人が年間で発症すると言われております。現在船橋市が64万人とのことなので、年間で計算上は64人です。

決して多くはありませんが、なったら怖い網膜剥離!

 

50-60代の方で、飛蚊症が増えてきた方は、念の為検診を強くおすすめいたします。

謹んでお待ちしておりますので何卒よろしくお願いいたします。

 

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