コラム

2020.04.02

眼内レンズ脱臼の強膜内固定手術 その壱

こんにちは。

 

寒いのか暑いのかよくわからない天気で、はっきりしない日々が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

年度末で、残務に追われて深夜まで書類の山と格闘して仕事をしておりまして、気づいたらこんな時間でした(笑)

 

3月は、多焦点白内障手術の駆け込みがとても多く、31日を持って本年度の手術は全て終わりとなりまして、手術用のファイルも新しく更新と相成りました。

 

時期に年度の手術成績をまとめてブログでお出ししようと思うのですが、地域の患者さんに愛され、スタッフに愛され、何より家族に愛されて、本当にありがたい限りで感謝の言葉しかございません。

 

スタッフのみんなは、素晴らしいチームワークを発揮して、自分で考えて行動できるようになってまいりました。

開業してはや1年、手術を本格的に開始して10ヶ月で手術総数は400件を超えておりました。

 

今週は、50年ほど前に外傷で水晶体脱臼をしていた患者さんで、視力を諦めていた方の、強膜内固定という特殊な白内障手術を行いました。

 

水晶体が脱臼して、瞳孔が残存している水晶体嚢と癒着してしまい、下方に偏位しております。(下図)

 

 

どうするか悩んだのですが、反対眼の白内障が通常通り問題なく終わり、この眼の矯正視力がかなり出ていたので、患者さんと相談して、大口径7mmレンズを眼内に固定することにしました。

 

次回に続きます

 

 

 

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