鏡開きも終わりまして、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
実は当院に先月、手術の精度を高める、新しい強力な相棒がやってまいりました。
CASIA 2
(カシア ツー)
これが何なのかといいますと、今までの白内障手術装置(OA-2000)に連動して、最適な人工レンズ度数を教えてくれたり、手術時の前房といいまして、白内障手術をする際のスペースが十分にあるかどうかということを示唆してくれる、手術精度をさらに高める新しいパートナーです。
当院は一つの目的=白内障解析に3つの装置を保有しております。
①OA-2000(TOMEY)
②Argos (Alcon)
③CASIA2 (TOMEY)
ついに、一般的に市場に出回っている白内障解析装置ほとんどを手中におさめました。
白内障手術解析装置は、通常一台で問題ありません。この地域で、これほど解析装置を保有している眼科は2023年1月現在ありません。また、たくさん装置があるからと言って、白内障のレンズ選定に当たっての患者様負担が増えるわけでもありません。
そこまで一見無駄なコストを、なぜかけるのか、、、?
疑問の声をお持ちの方も多いと思いますが、一人の人間よりも、3人よれば文殊の知恵といいますか、
戦国時代の武将であり、中国地方の覇者に君臨した毛利元就が、長男・隆元、次男・元春、三男・隆景に与えた教訓が有名な「三矢の訓」です。
3兄弟に1本ずつ矢を持たせて、
「1本なら簡単に折れてしまうが、3本束ねれば簡単には折ることはできない。3本の矢のように3人が力を合わせれば
毛利は安泰なのだ」と一家の結束を誓わせたとのことでした。
これは、大事な教訓で、特に重要なことは一人で決めるよりも複数人集まって決定したほうが、安心・安全なのですよと言っているように聞こえます。
長くなりましたが、何よりも患者様に満足していただける、開院当初からの志を今年も貫いて頑張ってまいりますので、本年も何卒よろしくお願いいたします。