こんにちは!久しぶりの投稿ですが、昨年の手術実績をまとめました。
多焦点白内障手術が増えており、年間200件を数えております。昨年は140件でしたので、これは他と比較しても多い方ではないかと思うのですが、
自分が以前より、多焦点レンズには、デメリットはあるものの、多大なメリットあると信じておりまして、自分のポリシーとしては、
1. 「適応」よりも「ライフスタイル」を深掘りする
を、こころがけており、例えば医学的な適応はもちろんですが、まずは患者さんの日常生活を解像度高く把握することから始めます。
例えば、①「趣味と仕事の確認: 「ゴルフをしますか?」「夜間に運転しますか?」「スマホを見る時間は長いですか?」
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②「眼鏡なし」への意欲:「多少見え方に違和感があっても、眼鏡を外したいか」それとも「眼鏡をかけてもいいから、クッキリ一番綺麗な視界が欲しいか」を確認します。
2. メリットとデメリット:メリットは多いのですが、多焦点レンズは「魔法のレンズ」ではありません。
メリット
① 家事、買い物、スポーツなど、生活の8〜9割を眼鏡なしで過ごせるようになります
② 眼鏡を定期的に交換すると、最近の眼鏡は遠近眼鏡だと10万円を伺うような商品が多く、眼鏡・コンタクトを外したり、入れたりという手間を鑑みても、手術のコストを10年もたてば十分コスト回収可能と判断もできます。
デメリット
① コントラスト低下「単焦点に比べると、わずかに色の鮮やかさやクッキリ感が譲る場合があります」
②ハロー・グレア「夜の街灯や車のライトに輪っかが見えたり、眩しく感じたりすることがあります。多くの方は慣れますが、夜間運転が多い方には注意が必要です」
3.適切な検査
- 高次収差(HO RMS):0.5μm以下が望ましく、角膜トポグラフィー、瞳孔反応性の評価、眼表面の健康状態評価をします。
- CASIA2という、非常に高価ですが、角膜を精密に測定できる装置を導入しており、これがないともはや多焦点白内障手術を行ってはならないのではと思えるほど重要なツールです。
- なにはともあれ今年もよろしくお願いいたします!


















